ユウタの入院生活が始まり
私は毎日小児病棟へと通いました。
私は介護の仕事をしていました。
知的の障害を持つ子供達や
身体の障害を抱えた子供達とも携わっていました。
障害を抱えた子供を持つお母さん達の
苦しみや日常生活での大変さ、
そして不安定になりがちなママ達の心のバランスなど
健常に育つ子供を持つ親として・・・よりは
理解しているつもりでいました。
でも本当にそれは「つもり」でしかなかったんですね。
いつも明るく前向きなお母さん達です。
子供に対する愛情も深く深く感じます。
でも我が子に障害がある・・・と知った時
おそらく私が今、襲われている暗闇の中に
そんなお母さん達も立っていたのではないかと思うんです。
いつも明るいお母さん達の影には
重い世界が存在しているのかもしれない・・・。
やっと少しだけそんな親の想いが見えた気がしました。
ママもそんな暗闇の中から早く抜け出して
笑顔いっぱいでユウタの事を守りたくて・・・
だけど頑張ろうとすればする程、どんどん出口が
遠ざかって行ってしまったんだ。
相変わらず、ママは泣いてばかりいて
自分でも嫌になっちゃった。
ゴメンネ、頼りないお母さんだ・・・。
2000年10月生まれ。
現在、特別支援学校1年生。
4歳の時に「頭蓋咽頭腫」という
脳腫瘍を発覚。5歳で再発。
7歳の時 骨の病気である
大腿骨頭すべり症を発症。
現在は汎下垂体機能低下症。
尿崩症。
体温調節障害。
視床下部性肥満
高次脳機能障害
もう少し詳しい経過は
以下↓をご覧下さい。
訪問者数