今日、ユウタには全く笑顔がありませんでした。
「幼児病棟」に移動して
以前のユウタしか知らない看護婦さん達は
ユウタの変貌振りに、やっぱり驚いていました。
ユウタもこの頃は
看護婦さんに遠慮して・・・という事もなくなり
構わずに暴れているようです。
もう、いい顔なんてしてられない!・・・という様子なのでしょう。
ベットにバタンバタンと足を打ちつける。
テーブルを足で蹴っ飛ばす。
テーブルの上の物を払い落とす。
コップを投げる。
・・・・・常に泣いている状況です。
「お腹がすいたよぉ!」
ではなく、
「お腹がすいてるんだよ!何とかしろよぉ!」
に変わり、みんなをにらみつけています。
誰か、何でもいいからユウタにちょうだい。
ベットにうつ伏せで泣いていました。
入院生活によるストレスと、常にある空腹感で
ユウタの心も、もうギリギリのように思います。
「こんな体なら、生きていたくない。」
「ママがこんなユウタに生んだからいけないんだ。」
「ユウタなんて死んじゃえ。」
「ママなんか死んじゃえ。」
「病院なんて壊れちゃえ。」
そんな事を言うんじゃない!と強く叱っても
今のユウタにはまるで聞こえていない・・・。
周りのお母さんやお父さんも
ビックリ顔で、私とユウタを振り返り見ています。
心が壊れてる。
どうしよう。
怒っていいのか、ただ受け止めてあげたらいいのか
私もパパもケンカになるほど悩みました。
「死にたい」とか「死んじゃえ」の言葉は
1番言ってはいけない事だし、聞きたくない事。
強く叱るたびに、ユウタはまたその言葉を繰り返します。
そんな中でも、ユウタの中で
急に我に返る時があります。
さっきはゴメンナサイ。
ユウタが叩いて、痛かったでしょ?
ユウタ、頑張るね。
あと少しで帰れるよね。
きっと、どうにもならない位にユウタの心が
ユウタ自身で抑えられなくなっているんだと思います。
同じ病気で、この状況を通過してきた方に
食欲を抑制する効果のある薬を教えて頂きました。
さっそく先生に相談すると
早くて月曜日から使えるかもしれないという返事をもらいました。
こちらの病院ではまだ、使用した例のない薬の為
色々、審査や書類上の手続きがあるようです。
「月曜日なんて、のんきな事言ってないで早くしてよ!」
・・・とは言えなかったけど。
心の中では足踏みしています。
・・・・・私の方こそ、たった2日を待てないほど
壊れてるのかもしれませんね・・・ 。・゜゜・(>_<)・゜゜・。
2000年10月生まれ。
現在、特別支援学校1年生。
4歳の時に「頭蓋咽頭腫」という
脳腫瘍を発覚。5歳で再発。
7歳の時 骨の病気である
大腿骨頭すべり症を発症。
現在は汎下垂体機能低下症。
尿崩症。
体温調節障害。
視床下部性肥満
高次脳機能障害
もう少し詳しい経過は
以下↓をご覧下さい。
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>誰かを責める言葉を言ってみても・・・誰も悪くないって知っている。
でも・・・言葉に 態度に出さなければ耐えられないときは多々あって・・・。
人を責めながら、そんな自分を責めているんだと思います。
ユウタの心にある部分を、優しい言葉で表現してくださり・・・感謝しています。
きっとユウタは、そんな思いの中で苦しんでいるんじゃないかなって思います。
見守り、聞いてあげる。
ユウタを待ってみる。
そんな風にしていってみようと思います。
叱っても、今は逆効果です。時々悲しそうな顔をして「ゴメンナサイ」をしてくるユウタを信じてあげなくちゃって思いました。
輪さん、ありがとうございます。