2008年 4月10日(木)入院111日目
手術から106日
施設73日目
施設へ面会に行くと
ユウタ達の居る部屋から「ピアニカ」の演奏が聞こえていました。
今日の宿題はピアニカ。
「チューリップ」と「カエルのうた」の演奏を
皆が いっせいに練習していました。
ユウタは大きな音に頭痛が現われてしまうので
眉間にしわを寄せつつ、それでも必死になっていました。
どうしても同じ場所でミスってしまい
それを覚えられずに、イライラ。
大きな音の中で
頭痛も起こっているし、イライラ。
皆がさらりと演奏している様子に焦りで、イライラ。
そういうユウタの様子に
パパも私もイライラ。(ホント、だめだね〜)
イライラぐるぐる悪循環の中で
ユウタは、パパとママとピアニカと 格闘していました。
あ〜〜〜、もうダメだ!出来ないよ!ユウタがまたキレだしました。
その時・・・
「ユウタ、オレが教えてやるよ!」お隣のベットにいた男の子(←click!)が声を掛けてくれました。
「ユウタのベットに行こうか?そっちで教えてやるよ!」
男の子は、お母さんに抱き上げられ
ユウタのベットに移ってきました。
ユウタは、その男の子がユウタのベットに来てくれた事だけでも
大感激でいる様子でした。
もちろん、そばに居た私もパパも。
ユウタのベットに2人が向かい合って
一緒に演奏をはじめました。
やっぱり、どうしてもミスってしまうユウタに
男の子は何度も「じゃ、もう1回ね」って合わせてくれて。
泣いたりキレそうになったり、そういったユウタのイライラした様子は
もう すっかり消えていました。
何回か一緒に練習していくと
とうとうユウタが初めて
最初から最後までミスる事無く演奏出来ました。
やったじゃん!ユウタ!
パパも私も、男の子のお母さんもパチパチ拍手!
「ありがとう〜、○○君のおかげだよ!」
ユウタは本当に本当に嬉しそうでした。
ピアニカの演奏がきちんと出来た事よりも
きっと、お友達がユウタのためにベットに来てくれた事と
ユウタに優しく寄り添ってくれた事が
何よりも嬉しかったのだと思います。
「ユウタ、良かったな!俺たち親友だもんな。
オレは地元にも親友が居るんだけどさ、ユウタも親友だよ!」
男の子は自分のベットに戻ると
一生懸命、今度は「カエルのうた」の楽譜を書いてくれました。
それを見ながら、ユウタは しばらくの間ピアニカに集中して
練習を繰り返していました。
この日の光景と、その時の感動は
今も私の胸に印象深く、鮮やかに残っています。
いま思い出しても涙が出るくらい
この出来事には本当に感激でした。
施設に入ってからは、お友達とのトラブルばかりで
毎日その様子を聞いては、頭を抱えていました。
だから、問題行動を繰り返していたユウタに
こういう事は絶対あり得ないだろうと私は勝手に括っていました。
仲良くしてくれるお友達は、う〜んと上級生か
う〜んと小さい子。
脳の手術の後から、同級生とのかかわりが
とっても苦手になってしまっているユウタに対して
逆から考えたら周りの同級生の子達も
ユウタとは係わりづらいものなんだろうと思っていました。
活発で、いたずら坊主で
仲間を率いて悪さをするような男の子だったユウタ。
病気をする前の、あのユウタであったら
この施設でも、きっと皆と変わらず仲良くしていたんだろうなと
そんな事を思いながら周りのお友達を
いつもまぶしく見ていました。
悔しさにも似た、悲しい感情を
本当はいつもいつも抱いていました。
でも、ちゃんと居たよ。
ユウタの以前からを知っていなくたって
何の壁も感じさせずに寄り添ってくれるお友達が。
私は本当に嬉しかった。
絶対に忘れないよ。
男の子が書いてくれた「カエルのうた」の楽譜。
地元の学校に戻った今でも
とっても大切に
とっても、とっても大切に
ユウタのピアニカに挟まれています。

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ユウタの病気を広く正しくみんなへ伝えたい。
誤解も偏見も無く、子供達が生きていきやすい未来を想って・・・。
みなさん、いつもクリックありがとうございます。
短期間であっという間に最高 3位へ行きました(;∇;)
みなさんの温かいお気持ちに、とっても感激しています。
私の知らない所で、ポチっと押して下さっている皆さんも、ありがとう。
ぢろさん、いつもコメントありがとう〜。
そう、子供同士で繋がれるって事はユウタにとって
今は何より楽しい事なんだと思います。
係わり方を忘れてしまったかのように、友達との関係作りが苦手になってしまっていて
私もそんなユウタを見ているのがとっても辛かったんだけど
この日を境に、大きな希望を持つ事が出来るようになりました。
地元の学校に戻っていくときにも
大きな自信に繋がってくれたと思います。
ぢろさん、いつもありがとう。