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「死にたい。」 


昨年の今頃、私は消えてしまいたいという気持ちにばかり支配されていました。

「ユウタと一緒に死にたい。」
「チヒロを残していくのは可哀想。」
「二人を連れて死んでしまいたい。」

とにかく逃げたくて、今の現状から抜け出したくて。
難病を抱える子供の将来に悲観し、子どもの為という言い訳で正当化しながら、でも本当は私自身が楽になりたかっただけなんじゃないかと今は思います。

このままでは 今夜にでも本当にチヒロとユウタを殺してしまうかもしれない。
死にたい心とは裏腹に、そんな気持ちでいっぱいの自分を遠目から恐ろしく見ている冷静に焦った自分もいました。

パパが会社から帰宅して寝静まった後、並んで眠っているチヒロとユウタの枕元に私は朝方まで座り込んでいました。

「今夜こそ」

そう心に何度も、最後の一歩を踏み出そうと。
手には包丁を握りしめ。

恐ろしいこの光景を天井あたりから眺めている私もいました。
いいの? 刺せるの? 子どもを殺せるの? これが1番いい解決方法なの?
色々自分に問いつめながら、何度も深呼吸して、手の汗を拭き、涙が出てきたらとりあえず冷静になって包丁を床に起き、そしてまた包丁を握る・・・。
空がだんだん明るくなってきて、チヒロとユウタの顔が見えてくると私は泣き崩れ「殺すのを諦める」といった感じの毎日を1ヶ月くらいは過ごしていました。


いつ頃からだったのかもう忘れてしまったけど
ユウタは長い間続く頭痛に苦しむうち「もう、死にたい」と言うようになりました。

殺して欲しい。
ママ、一緒に死んじゃおうよ。
もう諦めたいよ。
頭が痛いのはもう嫌なんだよ、殺してよ。

このような言葉を毎日繰り返すようになっていました。



もう、殺してあげた方がいいんじゃないかな・・・。

病院にも通っている。
薬もちゃんと服用してきた。
頭痛の解消に向けて今まで様々な検査をしてきた。薬も色々変えた。
医療麻薬も使ってみた。効かなかった。
手術してまでシャント(水頭症の処置)交換してみた。
北海道まで行き、小児の脳腫瘍を多く診ている先生にも診て頂いた。
何でもしてきた。だからもうこれ以上何も手段はない。

頭痛に苦しむユウタの姿。
殺してほしい、一緒に死のう!とせがむ声に私の心は揺れ続けました。
学校にも行けない、頭が痛くて外にも行けない、病院に連絡してもステロイドを増量して様子を見てくださいという返事。
誰もいない。助けてくれる人はもう何処にも居ない。
この狭い部屋の中でテレビを見ていると、ユウタと私、この家族だけポツンと、世間から遠く離れた異空間に居るような気持ちに包まれました。
私とユウタの二人きりで過ごす時間はすべてがモノクロのように映っていました。



もう、死のう。
十分がんばって来たし、これからの長い人生がこの苦しみを抱えながらのものであるのなら、殺してあげた方が幸せなんじゃないか。
チヒロを置いてはいけないよ。でも、この子の明るい未来を奪うのも可哀想。
どうしよう。どうしよう。

そうだよ、私が家族みんなを殺せばいいんだ。
結局、そこにたどり着くのでした。




私はこれほどに強く死にたいと思ったことはこれまでありませんでした。
家族の殺害の方法を具体的に、痛みや苦しみの少ない方法まで検索していました。
最後に自分が死ぬ方法も完璧に用意していかなければと計画を立てました。

不思議ですが、そうやって死ぬ方法、逃げる方法を考えているときだけ「生きているんだ」という感覚があって、それ以外は昔のアルバムを見てるような、色あせた風景がスローに流れていました。

あんな日々から1年。
1年経った今も、その光景がまた再び流れ出すのではないかと怯えています。

[ 2011/12/28 22:19 ] ママの心 | TB(0) | コメント(-)
書いている人

ななえママ



●冨塚 七枝

神奈川県在住、2児の母。
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Family

冨塚 七枝


僕、ユウタです。 ユウタ


2000年10月生まれ。
現在、特別支援学校1年生。
4歳の時に「頭蓋咽頭腫」という
脳腫瘍を発覚。5歳で再発。

7歳の時 骨の病気である
大腿骨頭すべり症を発症。

現在は汎下垂体機能低下症。
尿崩症。
体温調節障害。
視床下部性肥満
高次脳機能障害

もう少し詳しい経過は
以下↓をご覧下さい。

ユウタは4歳の時に
頭痛と嘔吐をくり返した為
念の為にと受けたCT検査にて
「頭蓋咽頭腫」という脳腫瘍が見つかりました。

・頭蓋咽頭腫
(ずがいいんとうしゅ)
craniopharyngioma
(クラニオファリンジオーマ)

頭痛と嘔吐の症状は
水頭症を併発していた為に
起こっていた症状でした。

腫瘍摘出の為に受けた
1度目の開頭手術では
全ての腫瘍を摘出する事は出来ませんでした。

その後すぐに再燃し
その時もまた水頭症を併発していました。

腫瘍により流れにくくなっている髄液を流しやすくする処置としてすぐにシャント手術を受けました。

2度目の開頭手術には福島孝徳先生に執刀して頂き、見える範囲の腫瘍を全摘出できました。

手術の後遺症により
視床下部性の
汎下垂体機能低下症、
尿崩症
高次脳機能障害に。

使用中の薬は
・チラーヂン
・プレドニン
・成長ホルモン
・防風通聖散
・ゴナドトロピン注射
・ミニリンメルトOD錠

視床下部性の肥満の為、高度肥満に陥りました。


7歳の時に下垂体機能低下症の影響からと思われる「大腿骨頭すべり症」という足の病気になりました。(両側)

両足の大腿骨部分にボルトを埋める手術を受け、リハビリの為、肢体不自由児施設に約半年間入院しました。

小学校は3年生までは なんとか普通級で過ごしましたが
4年生になると同時に「病弱児支援級」を学校に設置してもらい、中学校でも病弱級にお世話になり過ごしました。
高校からは支援学校高等部へ。

●不安な気持ちで
   ここに訪れた方へ

ここに書いてある事は
ユウタに起こった症状と
その経過です。
頭蓋咽頭腫のお子さん全てに当てはまるものではありません。

同じ病気であっても、それぞれ症状も経過も違っています。



私、チヒロです。 チヒロ


1997年生まれ。
現在、専門学校1年生。
一見クールな奴に見られがちだけど、実はかなり笑える女子です。ギターで弾き語りをしたりライブをしたり楽しんでいます。


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